ルーマニア 晴れ時々曇り

ルーマニア・ブカレストに暮らす小生の備忘録。 連絡は、次のアドレスまで。迷惑メール以外は歓迎します。 Bucurestian(at)gmail.com

Saturday, September 29, 2007

ハンガリー旅行 vol.6 Budapest

Budapest-Keleti駅


Budapest-Keleti駅に到着。今夜のフライトでBucharestに戻るのだが、まだ時間がある。
主要な観光地であるドナウ河畔まで出掛けてみる。先ずはVörösmarty広場へ向かいドナウを左岸が眺める。小生はBudapestのドナウにはさほど興味を示さない。コンクリート製の護岸が気に食わないのだ。一昨日のKomáromとKomárnoに挟まれたドナウの方が好きだ。ただ、Budapestのドナウに架かる橋は素晴らしい。これは評価に値する。

Vörösmarty広場


小1時間程度の散歩で留めて、空港へ移動。西日を浴びた空港に余裕を持って到着。1番にチェックインをしてもらった。

Budapest Ferihegyi空港


無事Bucharestに到着。時計の針を1時間戻して、気持ちを入れ替える。
隣國ハンガリーを思い出しながら、タクシーで帰宅した。

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ハンガリー旅行 vol.5 Tata 2

今日は朝から、小さな方の湖に出掛ける。先ずは朝食からだ。小生は朝食はしっかり取る。これが一日の活力へ繋がるのだ。

コンチネンタル風だが、リンゴとトマト、パン切り用のナイフが珍しい


朝食を満足するまで楽しみ、散策への準備は整った。小さな湖の方は、坂の上の森の中にある。

土曜日だからであろう、朝から釣り客が大勢いた


大きな湖への水路


写生を楽しむ夫人


予想よりも早く回れたので、昨夕に出掛けた大きい湖にも足を延ばした。
青空の下、また違った印象を与えてくれた。

風が強いが心地良いものだ


午後にはBudapestへ戻らなければならず、昼過ぎの列車に間に合うように引き上げた。今日の駅へのバスはちゃんと切符を発行してくれた。

参考サイト
Tata http://www.tata.hu/

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Friday, September 28, 2007

ハンガリー旅行 vol.4 Tata

Tataというと、恐らく日本人には馴染みの少ないハンガリーの観光地だろう。KomáromからBudapest方面へ列車でおよそ30分でTata駅に到着する。Tataとはルーマニア語で「父」を意味するのだが、ハンガリー語では皆目検討がつかない。小生も当地が観光地だとは長らく知らなかったのだが、Bucharestのハンガリー文化センターでいただいたハンガリーの観光資料で興味を持ったのだ。小さな街に2つの湖があり、その1つには湖畔に古城が佇んでいる。Tata駅からは市内の中心まではバスを利用しなければならない。運転手に料金を支払うのだが、切符をくれない。いわゆる「ぽっぽないない」である。ハンガリーの田舎でこれに遭遇するのは残念なことである。

Tata駅


バスで市内へ着くとは先ずすることは宿泊先の確保である。これは幸いに簡単に見つかった。値段も手頃で即決する。荷を解いて早速市内の観光スポットに出掛ける。夕暮れが近づいていたので、近い方の大きな方の湖へ向かう。

夕暮れの湖畔に佇む古城


古城


そろそろ暗くなってきたのでホテルに戻り、夕食をとる。今夜はインターネットで調べたハンガリー料理を注文。チーズフライのタルタルソース掛けである。タルタルソールが無ければルーマニアやチェコ及びスロヴァキアでも見掛ける料理だが、このタルタルソースがハンガリー料理としての重要な点になるなのであろう。

もう少しタルタルソースが欲しかった


先に出てきた貝のスープは絶品だった


食後は散歩もせずに部屋でゆっくりと読書を楽しんだのだが、いつの間にか眠りに入っていおり、気がつくと深夜の1時。ベッドに入って改めて眠りについた。

参考サイト
Tata http://www.tata.hu/


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Thursday, September 27, 2007

ハンガリー旅行 vol.3 Komárno, Slovak

ホテルでの朝食後、ドナウを越えて対岸のKomárnoに向かう。
ホテルから橋までは徒歩3分。更に10分ほどゆっくり歩いて橋を渡ると、両國の出入國審査に到着。意外にも生活として自転車や徒歩での通行も多い。両岸の市民の行き来が活発である。例えば、Komárnoの市民は、橋を渡ってすぐのKomáromから鉄道を利用する。BudapestとWienを結ぶ幹線上なので列車も多い。一方でKomárnoにも鉄道駅があるのだが、こちらはスロヴァキア鉄道の幹線とも言えず、本数も少ない。投宿先の裏にあるTESCOにもスロヴァキアナンバーの車が多く見られたことから、買い物に目的で橋を渡る市民も多い。反対にKomáromからは、物価がやや安いというKomárnoへの買い物客も居るそうだが、今となっては値段差が殆どないとのことだ。これらはホテルで教えてもらった話である。

橋の下のドナウは國際河川であり、WienやBratislavaとBudapestを結ぶクルーズ線の航路でもある。主に夏季に定期就航しているので、まだ運行しているかは微妙な時期だ。他にも運搬船や貨物船は頻繁に航行しており、小生の横断中にも川下から平らな運搬船が近づいていた。
朝から汗ばむ陽気だったが、橋の上は風が強く、心地良かった。

出入國審査は何の問題もなく終了して、3ヶ月ぶりにスロヴァキアへ入國。
市内の商業地域を散策して、昼食はスロヴァキア料理店でガーリックスープと豚料理を注文。ビールは、勿論欠かせないスロヴァキアビール。

Komárnoには、古い要塞の跡が残っている。ドナウからの攻撃や侵入を防ぐ為のものだろう。対岸のKomáromにも残っている。これらは対だったと思われる。函館の五稜郭のようなものと言えばご想像していただけるだろうか。

小さな街であるが、観光案内所もある。スタッフは親切なのだが、理解を得られる言葉は、スロヴァキア語、ハンガリー語、チェコ語、ドイツ語だった。因にKomáromにも観光案内所があるが、こちらは英語で対応してもらえた。

今夜もKomáromに宿泊する。時間的にも余裕があり、安心して飲んでいた。とはいえ、万が一、旅券を紛失すると國境は越えられない。その点は忘れてはいない。

参考サイト
Komárno http://www.komarno.sk/


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Wednesday, September 26, 2007

ハンガリー旅行 vol.2 Komárom

GyőrからBudapestの方向へ列車で30分揺られると、Komáromに着く。
小さな駅舎を出ると、目の前の道がなんとドナウの堤防である。対岸はスロヴァキアである。この辺りのドナウは川幅もルーマニアのドナウ大河とは違い短い。向こう側の建物がはっきりと確認できるほどである。対岸のその街はKomárnoと言う。大変似た名前であるので関係があると思ったら、かつてはどちらの街もハンガリー領でKomáromと名乗っていたという。歴史的な経緯は、小生には知識がないので気になる読者諸氏は独自に探して欲しい。ただ、現在のハンガリーは、現在の國境に接する全て領地を失っている。その失った中でルーマニアに割譲したものが最大である。

駅舎から東へ数100m行くとドナウに橋が架かっており、ここからスロヴァキアへ徒歩で入國できる。かつて2005年正月に初めて来た時に橋を渡るためにこの駅で降りて数時間のスロヴァキア旅行を楽しんだ。今回は前回と違いハンガリー側のKomáromに2泊する。目的は対岸のKomárno訪問と、温泉である。温泉はどちら側にもあるが、Komáromを選んだ。

橋から市内へ向かうところに小さなホテルがあり、そこに投宿。駅から徒歩10分以内、温泉までも徒歩で10分少々、さらには裏は24時間営業のハイパーマーケットのTESCOがあり、大変便利な立地だ。併設のレストランも手頃な値段でメニューも多い。一方で温泉の周りには宿泊施設や美容施設、それに飲食店が多く並んでいた。長期滞在者向けなのだろう。

17時45分に温泉に到着したのだが、受付で何やら説得を受けるが、小生はハンガリー語がさっぱり分らない。相手は英語を解しない。これは小生の経験上でハンガリー全般で言えることだが、ハンガリーで外國語といえばドイツ語が大変有効であり、通用度は英語よりはるかに高い。言葉は通じないものの、筆談の結果18時からは入浴料が割安になるとのこと。つまり20時閉館にあたって、1日券が1115フォリント、18時から20時まで有効のものは、700フォリント。アラビア数字は実に役に立つ。周りには地元の常連客が18時になるにつれ増え、確信を持てた。Bucharestを出発して丁度24時間が過ぎた頃で、閉館までの2時間ゆっくり温泉につかった。

温泉を出る頃には、空腹になっていた。ホテルに戻る途中に中華料理店があり、そこに「定額食べ放題・飲み放題」の宣伝が出ていた。しかも中華のみならず寿司もあるとのこと。ハンガリーで食事をするには小生にとって結構な値段だったが、迷わずに入店。まずは、温泉上がりにハンガリーのビールSoproniを続けて2杯飲む。あとはビュッフェスタイルなので、気に入った料理を好きなだけ取り分けて、ビールとともに楽しんだ。期待した寿司は小振りで、日本のサイズと比べるとほぼ半分のサイズ。シャリは、もち米を使用していたので、違和感があった。一方意外に良かったのが、生の肉や魚介類を選んで好みの味付けで鉄板焼きで調理してくれるサーヴィスである。ここでも言葉が通じなので、お任せになったのだが、塩胡椒やバター炒めで対応してくれた。満腹になるまで飲んで食べた。

その後TESCOへ寄ったのだが、22時を過ぎたこの大型スーパーには客が殆どいない。沢山並んだレジも1レーンのみが開放されている。明かりは煌々と点いており、大変奇妙な雰囲気の中、飲料水を買い求める目的が、店内の隅々まで散策してしまった。

充実した旅の1日だった。

参考サイト
Komárom http://www.komarom.hu/
Komárno http://www.komarno.sk/
Komárom温泉(Komáromi Gyógyfürdő) http://www.komthermal.hu/
Soproni http://www.soproni.hu/

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ハンガリー旅行 vol.1 Győr 看板めぐり

昨夜、空路ハンガリーへ入國した。
BucharestからBudapestまでの所要時間は、僅か80分。
列車を使うと13時間前後を要するから、陸上交通が発達していないこの両都市間の空の移動は大変価値がある。Budapest Ferihegyi空港からは、ブダペストの鉄道の玄関口である通称ブダペスト東駅(Budapest-Keleti駅)に移動。Wien行きの列車でGyőrへ向かう。いつものペンションにチェックインした時は、21時を過ぎていた。

年末年始の時期には何度もこの街に来ているのだが、晩夏のGyőrも良いものだ。
今日は朝から良い天気で、カメラ片手に街を散策した。午後には移動を予定しているので、温泉プールは次回にお預けだ。以前の訪問時からのことだが、この街の看板が気になっていた。小売店には、金属製の昔風の看板が掛かっている。これに注目しての散策だ。

魚料理を出すレストラン


刃物店もしくは研磨店


仕立て屋か既製服店かは不明


骨董品店


履物店


ナイトクラブ


散策の合間にいつも行くCafe Mozartでコーヒーとケーキを取り休憩。
昼過ぎだがケーキを2つも食べて満腹。昼食はこれで代用。
荷物を取りにペンションへ戻り、そのまま歩いて駅へ向かう。
駅までは徒歩で10分掛からない距離で、途中に市庁舎がある。
以下に市庁舎の写真を2枚掲載するが、どちらが正面なのか良く分からない。
次回にでも、調べてみたい。

市庁舎 道路側


市庁舎 駅側


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