ウィーン周辺旅行 vol.6 Wien Konditorei "Oberlaa"
Wienはカフェの街としても有名である。
昔から市民の社交の場として機能しているという。
イタリアのバール(Bar)では、カウンターでのエスプレッソ立ち飲みが日常であるのに対して、Wienのカフェでは、長居するする客が多いように思う。複数居ればおしゃべりやら議論が延々と続くイメージと言えば良いだろうか。単身の客は、読書したり備え付けの新聞を広げたりで、こちらも滞在時間が長い。殆どのカフェは静かなところが多く、落ち着きがあって小生は、この空間が好きだ。
市民は馴染みのカフェを持っているという。小生もWienには、馴染みのカフェ.....とまで言えないものの、気に入って通うところがある。その中の1つが、今回ご紹介するKonditorei "Oberlaa"である。Wein郊外のBaden Badean発祥で後にWienに進出したという人気のカフェ兼ケーキ店で軽食も扱っている。ショーケースに並ぶケーキ類にはいつも目移りさせられる。
ところでケーキもWienの名物である。恐らくは世界一有名なケーキであろう「ザッハトルテ(Sacher torte)」 はWien発祥である。フランスのParisもお菓子で有名であるが、これもWienからフランス國王ルイ16世に嫁いだマリー・アントワネット(Marie Antoinette)が菓子職人を同行させたことに由来するという話を聞いたことがある。
先ほど食べた「Figlmüller」のウィンナーシュニッツェルの満腹感も確かにあるのだが、ここは婦女子諸君の良く使う言葉で言うと「別腹」。この店は、市内中心に位置し、観光客が大変多く、先に述べたカフェのイメージとは違い大変賑やか。いつも混雑している。同行してくれた友人は、Wien在住の薫さんとBerlin在住の敬子さん。ドイツ語に明るい2人にケーキやコーヒーについて講釈して貰えた。2人は音楽家で現地の音楽事情などで話が盛り上がった。
ルーマニアでは、なかなかお目に掛かれない洗練されたケーキやコーヒーは、芸術と呼んでもいいだろう。職人の技や伝統を目と鼻と口で堪能したのであった。
参考サイト
Konditorei "oberlaa" http://www.oberlaa-wien.at/
Labels: 旅行:オーストリア Austria
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