ウィーン周辺旅行 vol.1 Hainburg an der donau
小生、Wienには何度も訪問しているのだが、初夏のWienというのは初めてのことだ。
年末年始の滞在は1996年大晦日から継続中なのだが、兼ねてから夏のWienにも興味を持っていた。今回の旅行は、漸くその夢が叶った格好である。
ところでBucharestには、2つの空港がある。市内にあるAurel Vlaicu空港(通称Baneasa空港)と隣接するOtopeniにあるHenri Coanda空港(通称Otopeni空港)である。前者はチャーターフライトやLCCの発着が殆どで、後者はBucharest中心から19kmに位置するものの実質の空の玄関である。今回の私のフライトは、Aurel Vlaicu空港が閉鎖されていた為に、Henri Coanda空港発に変更された。チェクインカウンターには、列が出来ていたものの、これが一向に進まない。出発まで30分になろうとしているのにである。漸く私のチャックインになり、その理由が判明した。航空会社がこの空港を普段利用していないからであろう、システムが機械的に対応されておらず、手書きの搭乗券にグランドホステスが対応を追われていた。
フライトは時間通りに出発し、無事にWien国際空港に予定よりやや早く到着した。
初夏のWienは18時頃でも随分と明るい。日没まではまだ2-3時間あるだろう。
空港からはいつも列車でWien市内へ向かうのだが、今回は列車で市内とは逆の方向に進んでみた。予てから、この空港周辺を地図でチェックしていたのだが、この鉄道路線は、市内と空港そしてその先はドナウに沿って東へ進むので興味があったのである。そのようにして目をつけていた今夜の滞在地はドナウに面したHainburg an der donauである。
ドナウと山に挟まれた小さな街であるが、かつてはドナウと城壁に囲まれた街であり、現在もそれらを見ることができる。街の中心は教会であり、その周りに小さな広場があるという典型的な欧州の街のつくりである。その広場に宿で荷を解き、日の傾いた街を散策する。すでに観光案内所は営業時間を終えており、いくつかの飲食店は夏休みの張り紙をだしていた。
さて、この時期の名物料理といえば、白アスパラガスである。ドイツ同様オーストリアでもそうなのである。見るからに地元民御用達のレストランに入り、この時期の為に作られたであろう紙製のメニューにあった白アスパラガスの中から適当に選ぶ。小生はドイツ語が出来ない為に白アスパラガス料理であればそれで満足なのだ。同時にビールを注文する。銘柄はSchwechat。ウィーン国際空港のある街Schwechatに因んだ、言うならば地ビールだ。
味は予想以上に美味しかった、濃厚なチーズソースが食欲をそそった。一方のビールは特筆することはなかったが、冷えたビールは美味いものだ。
この料理を楽しむことは、今回の旅の目的の1つであり、初日に達成できたのは嬉しいものだ。幸先が良いなんて、験を担いでしまう。
参考サイト
Hainburg an der donau http://www.hainburg-donau.gv.at/
Schwechat bier http://www.schwechater.at/
Labels: 旅行:オーストリア Austria
0 Comments:
Post a Comment
<< Home