ウィーン周辺旅行 vol.8 Hodonín "Restaurace U Šviháka"
Bratislava中央駅(Bratislava-Hlavna stanica駅)前にバスが到着した時には雨は小降りになっていた。間もなく止むであろうという感じだ。結局、小生は夕立に見舞われたということになるのだろう。首都の玄関口としては小さなこの駅はドナウと市内を見下ろす丘に位置しているものの駅のすぐ西側には更に高くなっているので、この時間と天候では周りよりもやや暗い。駅及び周辺には名物のビールを手にした酔っ払いをいつも見掛ける。治安が悪いと言えばそれまでだが、警察官のパトロールも頻繁であるのでそれほど心配するほどでもない。
次の目的地は隣國チェコのHodonínである。
かつては同じ國としてチェコ・スロヴァキアを形成していた両國は、國境の一部にモラヴァ川を設定している。Hodonínも南東にモラヴァ川を抱え、小さな橋を渡るとスロヴァキアになる。ただ、Bratislavaから鉄道で行く場合は、やや迂回となるルートを使うのが一般である。
Bratislavaからチェコへ向かう列車は、チェコに入國後間もなくBřeclav駅に必ず停車する。この駅はスロヴァキアとオーストリアからチェコに鉄道で入る玄関口といえるが、駅は小さく、街もとり立てて見るところも無い。小生は何度も宿泊地として滞在しているが、近郊の世界遺産を訪問するには良い立地と言えるだけで、それ以上でも以下でもない。
この駅はジャンクションとして機能しており、Wienからの列車は1時間程度でこの駅に到着、駅のすぐ南がオーストリアとチェコとの國境なので、出入國審査官も常駐している。また、Wien、Praha、BratislavaそしてWarsawを結ぶ幹線上にあり、この駅からは計5方向に線路が伸びており、そのうち4本が國際幹線である。ここから目的地のHodonínへは列車でWarsaw方面へ30分弱の距離である。幹線なので列車には困らない。
HodonínはBřeclav同様とり立てて観光客が立ち寄る街では無いと言える。
以前、この路線を利用した際に駅前に宿があるのが列車から見えたので、その復路に立ち寄って1泊したのが小生の初めての訪問だ。この滞在の際に見つけたものが、当地産のビールである。この街でビールを飲むなら全國に流通している銘柄ではなく、ここでしか飲めないという出来立てのビールを強くお薦めする。街の中心にあるレストラン「Restaurace U Šviháka」で提供されるビールである。レストランの一部に銅製醸造釜が配備されており、何種類かのビールを楽しめる。チェコ料理のメニューも大変多く、小さな街には珍しい充実したレストランである。Prahaのような大都市もしくは観光都市でもないので、料金も大変リーズナブル。1994年創業と歴史は浅いがコクの深い良いビールを出してくれる。
今日はWienとBratislavaそしてここHodonínで3ヶ國のビールを楽しんだことになる。
参考サイト
Břeclav www.breclav.org/
Hodonín http://www.hodonin.eu/
Švihák Hodonín http://pivni.info/pivovary/jihomoravsky-kraj/263-svihak-hodonin.html
Labels: 旅行:チェコ Czech Rep.
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