ルーマニア 晴れ時々曇り

ルーマニア・ブカレストに暮らす小生の備忘録。 連絡は、次のアドレスまで。迷惑メール以外は歓迎します。 Bucurestian(at)gmail.com

Sunday, November 05, 2006

鶏卵から見るルーマニア

手前左端の鶏卵のみ際立って大きい
賞味期限が殻に印刷されている


独り身の小生の生活においては外食が多いというわけでもない。つまり自炊である。幸いにもルーマニアに流通する米は日本で育った小生でも違和感なく口にできる。1990年代に日本での米不足によって急遽東南アジアから輸入された長粒米を記憶されている読者諸氏もいるであろう。緊急輸入を試みたにも関わらず、日本人の大多数から敬遠された故に小生の記憶にも残っている。ルーマニアで買い求めることができる米は、その長粒米ではない。ただ手持ちの日本製の電気炊飯器との相性は難しく、洗米後の水加減は釜の目盛り通りに従うと、炊き上がった米飯が軟らかいものになってしまう。

自給自足の生活でない小生にとって、自炊には買い物が伴う。料理の腕はお世辞にも良いとはいえないが、スーパーマーケットや商店においては、品質チェックに余念がない。表示された賞味期限には余裕を持って選らばなければならない。日本における賞味期限というものは、商品によっては「おいしくいただける期日」ということであって、表示日より数日を過ぎてもそんなに変わるものでないことも多い。日本に暮らしていた頃、これを実践したことによって食中りを起こしたことは一度もなかった。併しながら、当地においては、賞味期限内であっても痛んだ食品に出会うことは珍しくない。一つの例として購入したヨーグルトを挙げる。当然のことながら冷蔵庫に保存しており、冷蔵庫が停電で動いていなかったことや、扉がきちんと閉じていなかったということはない。表示された日付の5日前にそれを取り出し食卓に並べる前に、左手に持ったヨーグルトのカップの異変に気が付いた。アルミ蓋が膨らんでいるのである。航行中の航空機内の、開封前のポテトチップスの袋のようだった。文系の小生でも内部でガスが発生していることくらいの検討はついた。開封後のヨーグルトは白さを保っていたが、表面はふさふさとしていた。これ以上は記さなくても分るであろう。発酵食品とはいえ、舌が痺れるということは人体が拒否しているのだ。

さて、表題の鶏卵だが当地での販売方法は10個入りやさらに少数の個数入りの日本でもおなじみのパック詰めとして販売されている。また、30個入りを求める購入者も珍しくはないが、この場合は蓋のないマットで立てた鶏卵の下部のみを保護するといえばご理解が得られるであろう。併しマットという言葉では、具体的にはご想像できないでかもしれない。透明プラスティクでないパック、即ち再利用の紙類を材料にしたパックと同様といえば良いか。いや写真のパックと同じ材料で蓋がないもの、と言えばそれで済むのだ。

近所の商店で鶏卵を求めると、この30個入りのマットから注文の数だけ取り出して販売してくれる。併し、写真の通りに一つだけ大きいなものが混ざっていた。因に写真に映るパックは購入に際して小生が商店に持参したものである。得した気分のも束の間、「5つを損したかな」と疑念を持つのも当地生活の故か。レジのそばの専用冷蔵庫から鶏卵を取り出すところを見ていなかったので、否定的に考えるのはやめよう。そもそも鶏卵を購入して得したというのは、2つの黄身に出会った時だ。小生は、ゆで卵以外の白身は好きではない。目玉焼きにしても、生の場合でも。但し、当地において、いや日本以外で生卵は食さないことにしているのでとんとご無沙汰であるのだが。また、日本で以前出合った新聞記事には、丁寧に大きさを基準でパック詰めされた日本の鶏卵について、L寸もS寸も黄身の大きさは殆ど違わず、白身の量に差が際立つとの記述を憶えている。小生のような黄身を重要視するものには、安いS寸鶏卵で満足できるというものだ。余談であるが、昨今日本で流行しているという「たまごかけご飯」には、小生は黄身のみを使用する。

いつものように前置きが長くなったが、この写真の鶏卵から当地の「いい加減さ、いや「アバウトさ」、もとい「大らかさ」を想像してもらえればと考えたのだ。

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