クラオヴァ旅行 Craiova, Romania
ルーマニアの東端のConstanţaへの出張から深夜にBucharestの拙宅に戻った7時間後には、小生はCraiovaへの列車に揺られていた。出張中に入った仕事を夜を徹して片付けたので、この夜の睡眠時間は僅か40分。6時45分発の國鉄に揺られて検札後間もなく睡眠に落ちた。切符にはクライオヴァまでの列車情報が印刷されており、それによると到着時間は9時32分、距離は209km。ほぼ3時間の旅である。
CraiovaはBucharestの西に位置し、首都同様にワラヒア平原に栄えた街。Dolj県の県庁所在地でもある。最近までは南朝鮮の自動車メーカーであるDewoo社の組み立て工場が操業されており、車の街として知られていた。9月初旬に南朝鮮の大統領盧武鉉がルーマニアに國賓として招かれた際に正式にこの工場を手放す話をしたそうだ。現在はこの跡地を日産とフォードが検討している。いずれにしてもラインはそのまま使えるわけではないので、自主操業までは簡単な道のりではない。自動車産業と小生の出張は、全くの無縁であるが、日産という日系企業が進出を考えているときくとやはり楽しい気分になる。
眠気が残ったまま無事に打ち合わせを終えて、時間を潰すことになった。この夜は、音楽会へ招待されていたのだが、19時開演であるから時間を持て余す。音楽会の後に夜行列車に乗るのでホテルも確保していない。この街は観光スポットといえるところが無い。もしくは無いに等しいといえる。結局およそ6時間を飲食店をハシゴすることになった。ルーマニアには日本のように気軽に時間の潰す場所が少ない。その点は不便さを感じる。
Labels: 旅行:ルーマニア Romania
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