ルーマニア 晴れ時々曇り

ルーマニア・ブカレストに暮らす小生の備忘録。 連絡は、次のアドレスまで。迷惑メール以外は歓迎します。 Bucurestian(at)gmail.com

Thursday, September 27, 2007

ハンガリー旅行 vol.3 Komárno, Slovak

ホテルでの朝食後、ドナウを越えて対岸のKomárnoに向かう。
ホテルから橋までは徒歩3分。更に10分ほどゆっくり歩いて橋を渡ると、両國の出入國審査に到着。意外にも生活として自転車や徒歩での通行も多い。両岸の市民の行き来が活発である。例えば、Komárnoの市民は、橋を渡ってすぐのKomáromから鉄道を利用する。BudapestとWienを結ぶ幹線上なので列車も多い。一方でKomárnoにも鉄道駅があるのだが、こちらはスロヴァキア鉄道の幹線とも言えず、本数も少ない。投宿先の裏にあるTESCOにもスロヴァキアナンバーの車が多く見られたことから、買い物に目的で橋を渡る市民も多い。反対にKomáromからは、物価がやや安いというKomárnoへの買い物客も居るそうだが、今となっては値段差が殆どないとのことだ。これらはホテルで教えてもらった話である。

橋の下のドナウは國際河川であり、WienやBratislavaとBudapestを結ぶクルーズ線の航路でもある。主に夏季に定期就航しているので、まだ運行しているかは微妙な時期だ。他にも運搬船や貨物船は頻繁に航行しており、小生の横断中にも川下から平らな運搬船が近づいていた。
朝から汗ばむ陽気だったが、橋の上は風が強く、心地良かった。

出入國審査は何の問題もなく終了して、3ヶ月ぶりにスロヴァキアへ入國。
市内の商業地域を散策して、昼食はスロヴァキア料理店でガーリックスープと豚料理を注文。ビールは、勿論欠かせないスロヴァキアビール。

Komárnoには、古い要塞の跡が残っている。ドナウからの攻撃や侵入を防ぐ為のものだろう。対岸のKomáromにも残っている。これらは対だったと思われる。函館の五稜郭のようなものと言えばご想像していただけるだろうか。

小さな街であるが、観光案内所もある。スタッフは親切なのだが、理解を得られる言葉は、スロヴァキア語、ハンガリー語、チェコ語、ドイツ語だった。因にKomáromにも観光案内所があるが、こちらは英語で対応してもらえた。

今夜もKomáromに宿泊する。時間的にも余裕があり、安心して飲んでいた。とはいえ、万が一、旅券を紛失すると國境は越えられない。その点は忘れてはいない。

参考サイト
Komárno http://www.komarno.sk/


Labels: ,

Monday, May 28, 2007

ウィーン周辺旅行 vol.7 Bratislava 2 

日が傾き始める頃に小生はWienを後にした。
予定通りに友人達にも会えたし、胃も満足だ。
向かった先は再びBratislava。船ではなく鉄道を利用する。因にBratislavaからWienへの鉄道切符は片道でも往復でも同額なのである。小生はWienからの切符は改めて買わず、昨日の切符を利用した。直線距離で60km程度の距離に2つの國の首都が位置しているので、観光客だけでなくとも人の往来があるのであろう。料金設定もこのような事情が考慮されているのだろうと考えた。

またしてもBratislavaには用がなく、今日の訪問も通過の為である。これから向かうチェコへは遠回りになる。旅費の節約という観点からは、多少恩恵があるものの、旅券へのスタンプを楽しみにしている時間のある小生には、特に苦にならない。

WienからBratislavaへの鉄道は列車によってで2つのルートがある。簡単に言うとドナウの右岸と左岸を進む。併し、ルートによってBratislavaへの列車は2つの異なる駅を発着とする。昨日は中央駅(Bratislava-Hlavna stanica駅)からドナウの北をWienへ向かった。今日はもう一方のルートでBratslava-Petrzalka駅行き乗り、この終着駅で降りた。この両駅間をつなぐ列車は一応あるのだが、適当なものが無く、チェコへ向かう小生は中央駅までバスで移動することになった。改札を出る頃に降り出した雨がやや強い。駅前のバス停は表示のみでベンチや屋根もない。バスが来るまでの10分少々小生は雨ざらしだった。



昨日船で潜ったBratislavaのランドマークNovi most(新しい橋)からドナウを見ると、天気のせいもあるが、また違った印象だ。川上のWienをふと思い出した。

Labels:

Sunday, May 27, 2007

ウィーン周辺旅行 vol.4 Bratislava 

ドナウ川下りのために足を延ばしたて来たスロヴァキアの首都Bratislava。
昼食とビールを楽しんだ後は、名所を訪ねるでもなく旧市街を散策。
団体観光客が多いことに少々驚いた。殆どの観光客はWienとセットで訪問しているのだろう。

この街ではいつもガーリックスープを注文


國立劇場、記念撮影する団体観光客の姿も


旧市街を走る新型路面電車


散策は2時間程度で終了。
夕方には友人とWienで会う約束があるので、路面電車で鉄道駅へ行く。
この際に、車内で抜き打ちの検札に遭遇した。この街では始めての経験であったが、驚いたのは、停留所でもないところから係員は乗り込んで来たことだ。その地点では、路面電車が徐行から停車。乗客の乗降はないので、不正乗車を働いた乗客が逃走することも出来ない。これは不正乗車をしている客を確実に追い詰めることができるやり方だ。Bucharestでもこの方法を用いれば有効であろうと思われる。因に、小生はスーツケースの分までちゃんと正規の切符を所持していた為にお咎めなしであったのは、言うまでも無い。

Labels: